変な時間に急に眠くなる、そんな時差ボケを少し経験しております。やっぱり歳ですかね。回復速度が落ちているのでしょうか。それでも根幹のドイツ・ポーランドの旅を振り返って自分なりにまとめています。まだアウシュビッツ強制収容所訪問だけは自分の中でもまとまりがつかず、少し時間をかかりそうです。いままでにない沈黙の中に置かれる体験でした。
今回の旅では、私にとっての貴重な経験をさせていただきました。一つはルターの足跡のガイドです。改めて徳善先生の本を読みなおして旅にでました。旅行中もガイドブック代わりにさせていただきました。自分がガイドしてみると「なるほど」ということが多く、ルターの歴史や神学に改めて現地でふれることができました。とくにエルフルトのアウグスティン修道院では、ルターが初ミサで失神したという聖卓に触れ、ルターの純粋な信仰にふれ、そこからの宗教改革がいかなるものであったかを深く感じることができました。現場にたって読むルターでした。
この旅での一番の経験、私にとっては奇跡がありました。なんとルターが説教した説教壇に立って自分も説教したということです。ヴィッテンベルグ聖マリア教会・町教会で今回のメイン礼拝をしました。ルーテル教会の牧師ということで快くチャペルを貸してくださいました。しかしまさか礼拝堂全部を貸して下さるとは。しかもルターの説教壇まで。ここはルターがワルトブルグ城から抜け出して8日間の説教をしたところ。宗教改革の原点ともいえるところでした。そこで日本からやってきた数に足らない牧師が説教してきたのです。奇跡ですよね。ルーテル教会の中でも稀な牧師になったかも。
今回の旅をとおしてわかったことは、やっぱ「信仰のみ、恵みのみ、聖書のみ」です。そしてそれらはキリストのみということです。あれ~書くスペースがなくなりました。
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