ヨハネ 13:34 互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。
「神様のクレヨン6」の校正をしています。同時並行で聖書日課の出版(これはいつになるか)を考えながら校正をしています。しかし、このエッセイ、聖書日課は誰に呼んでいただきたいかを考えています。校正をして下さっている方から次のように言われました。クリスチャン向けにしては簡単すぎる。キリスト教を知らない方にはちょっとみ言葉が分かりづらい。そう言われて、いままで書いてきたものをまとめてみると「クリスチャンなる一歩手前」の方々によくわかる本と言われました。文章と言うのは難しいものです。もっと簡単に書けないかなと思います。
イエス様は、十字架の出来事の前に過越しの食事(最後の晩餐)をされました。その時まず弟子の足を洗われたのです。仕えることの大切さを、身をもって示されたのです。その後、ユダの裏切りがあり、彼が交わりから出て行ったあとに「新しい掟」を与えられました。それが「互いに愛し合いなさい」ということです。これはイエス様の教えでも「基本中の基本」です。しかも、その方法まで教えてくださいました。イエス様が私たちを愛されたようにということです。
「文書作成の黄金ルール」というものがあります。「やさしい文章」「簡潔な文章」「正確な文章」です。これを総合すると「論理的な文章」ということになります。「やさしい文章」とは、読み手にとって読みやすく、理解しやすい文章です。「簡潔な文章」とは、一文が短くシンプルな文章です。「正確な文章」とは、言葉の選択や使い方が正しい文章のことです。しかしこれは文章に限ったことではありません。普段の会話や提案、コミュニケーションも同じです。相手に「伝える」と言う時、自分のことばかり考えていても伝わりません。「互いに」ということをまず考えることが必要です。
イエス様の教えは極めてシンプルです。その教えは「互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」です。私たちにとって「やさしく」「簡潔で」「正確」なものです。しかし、それゆえに難しい面もあります。「互いに愛し合うこと」。人はたったこれだけのことでも出来ないで苦しんでいます。イエス様が自分に何をして下さったかをたえず考えながら、愛することを学んでいきたいと思います。
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