2020年の大晦日に、石田ハル子姉が天に召されました。101歳と10ケ月でした。信仰を全うされ大往生でした。天国への凱旋という表現そのままです。教会はもちろん牧師・家族は大変お世話になりました。広島教会の大きな支えでした。
いつも「石田のおばあさんですよ」と電話で激励を頂きました。その時は必ず家族の名前を呼んで「元気にしているか?」と声をかけて下さいました。「おばあさんはいつも祈っていますよ」という大きな励ましでした。また「あなたの説教が世界で一番いい」と毎回のように温かい励ましで激励されました。ずっと教会も財政もささえてくださり、本当に感謝しかありません。信仰者のあるべき姿を教えていただきました。
石田のおばあちゃんとの思い出で、1回だけ怒られたことがあります。娘の反抗期に教会で手を挙げた時でした。おばあちゃんがすぐに間に入られ娘をしっかり抱きしめていわれました。「先生はなんてことをする。神様の愛する子に手を挙げてはいけません。イエス様は子どもをたたかれますか?どんなときにも愛してあげねばいけません」と。あの時すごく衝撃が走りました。たった1回きりの叱咤でしたが、おばあちゃんに信仰の力強さと、その生き様を教えられたのです。
石田のおばあちゃんの人生は楽しいだけではありません。苦難や絶望の中を生きてこられました。苦労話もよくしてくださいました。しかし、イエス様と出会い、み言葉に従った人生でした。その中で、希望、優しさ、ユーモアなどに導かれた人生でした。礼拝を大切にされ、教会に来られなくなっても、日曜日主日礼拝がはじまる10:45には、聖書、讃美歌、式文を机に置いて祈っておられたそうです。礼拝を大切にすることが信仰者の務めとの証しでした。おばあちゃんありがとう。また会いましょう。