創世記 28:15 見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。
弟ヤコブが兄エソウを出し抜いて父からの祝福だましとってしまいます。そのことに腹を立てたエソウはヤコブを憎むようになり、その命さえも脅かしはじめます。ヤコブは兄を恐れ、逃亡していく途中に夢をみます。そこで神様からの「約束」をいただくのです。それが「わたしはあなたと共にいる」というものです。神様が共にいてくださるという「約束」にヤコブはどれだけ祝福をいただいたことでしょうか。
「朝礼一言集」という本に「江戸時代の借金の証文に『期日どおり返せなかった場合には、人前で笑ってくださって結構です』という但し書きがかかれたものがある」と書いてありました。江戸時代の人たちは人前で恥をかくことがとても屈辱的で、情けないことだったのでしょう。ですから「約束」を守らないことは、人として一番恥ずかしいことでした。しかし、いまの時代はどうでしょうか。自分はどうでしょうか。「ドタキャン(土壇場でのキャンセル)」という言葉が受け入れられるような社会になってしまいました。約束を守るということは、信頼を得るということです。ですからどんな小さな約束でも、守る義務があるのですが。
神様はヤコブに「約束を果たすまで決して見捨てない」と言われました。神様が約束を果たされるというのです。必ず約束を果たされる神様を私たちは信頼し、その道に従って歩んでいくのです。たとえどんなに小さな約束でも、この事務局では守ることを心がけましょう。まわりが「ドタキャン」しても、私たちの事務局には「ドタキャン」はありません。神様が共におられますから。
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