ヨハネ 18:38 ピラトは言った。「真理とは何か」
イエス様は十字架の判決を受ける前に、ピラトから尋問を受けられました。「あなたはユダヤ人の王なのか」という問いからはじまり、「やはり王なのか」という最後の問いを受けます。ピラトはイエス様の言っていることがわからないようです。イエス様にとってユダヤ人の王かどうかは問題ではなく、「真理を証しするために」ということが大切だったのです。ピラトはその答えに「真理とは何か」とつぶやきます。ただ、私たちもこの「真理」について追い求めています。
あるイタリアンレストランの試食会の話をききました。新しいメニューを出すのに、必ず試食会があります。このレストランの試食会には、必ずあるルールがあるそうです。それは「料理が冷めてから試食をする」というものです。何で?とおもいましたが、冷めてもおいしい料理が本当に美味しい料理だというのです。確かにこれは本当です。あったかいうちは、ある程度美味しい料理でも、冷めてからは美味しく食べられないものがあります。食べる人のことを思いながらつくる料理はすべて冷めても美味しいと思います。あるハンバーガーショップのポテトなどは熱いうちが美味しいですが、冷めたら食べられないなと思います。
真理とはとても難しいです。何が本当であるか。これを判断する基準をもっておかないといけません。私たちはイエス・キリストのみ言葉という基準をもっています。つねにみ言葉を中心においていく生き方をしてみましょう。
<音声礼拝説教は「神様の色鉛筆」でどうぞ>