ルカ 11:2 祈るときには、こう言いなさい。「父よ、」
イエス様は、弟子たちの願いにこたえて祈ることを教えられました。どのように祈っていいかわからなかったからです。弟子たちの「祈りを教えてください」という切実な願いをきかれたのです。その時、教えられた祈りが「主の祈り」です。この祈りは始めに「父よ」と呼び掛けがあります。神様を「父」と呼んでいいと言われたのです。自分の父を呼ぶように、語りかけてよいと。この一言に祈りの奥深さを感じます。
今月、違う人から同じ言葉を聞き喜んでいいます。1人はパレスチナ・ベツレヘム・クリスマスルーテル教会のミトリ・ラヘブ牧師、もう1人はロサンゼルスにある復活ルーテル教会の信徒の方からです。その言葉は「わたしたちは兄弟」というものです。再会の時は「古い友人」だったのですが、最後は「私たちは本当の兄弟」と言ってもらえました。しかもミトリ・ラヘブ牧師からが「母さんは違うけれど、父は天におられて同じだ」と。これをロスの方にお話したら、また大喜びされて「私たちも違う母だが、同じ天の父の兄弟だ」と。神様を一つとしたつながりの素晴らしさだなと思います。
イエス様は弟子たちが祈る時、神様に「父よ」と呼びかけなさいと教えられました。神様を「父」と呼んでいいと言われたのです。心から「父よ」と呼びかけなさいと。神様を「父よ」と呼びかけているすべての人たちは、全員が兄弟姉妹となります。主の祈りをとおして「わたしたち」の交わりはどうすればいいのかも教えていただけているようです。
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