詩篇 128:3 食卓を囲む子らは、オリ-ブの若木。
この詩篇は、農民の日常生活をテーマにした詩です。「神様を畏れ、主の道に歩む」こと、これが神様の祝福された、幸せな家庭に恵まれるというものです。「いかに恵まれていることか」と歌う作者は、そこに神様の存在を確かに知り、神様の御心にそった道を歩むことで、恵まれているという実感を味わうことができるのです。
さて、教会の結婚式では、冒頭にこの詩篇を皆で交読します。初めて教会に来た方々にも、交読に参加していただいています。初めての方はどのように読んでおられるかが気になります。そのような中で一人だけ質問をされた方がおられました。「なぜ食卓を囲む子らがオリ-ブの木で、祝福なのですかと」。私も初めての質問だったので調べてみました。ある注解書には「オリ-ブの木は中心に老木があって、回りには若木にあり、老木を取り囲むように支えられている。家族の祝福はこのようなものである」と書かれてありました。なるほどです。