マタイ 12:50 だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である。
イエス様は、母マリアや実際に血がつながった兄弟だけが家族なのではなく、神様を信じ、神様の考えや御心に従う人々が本当の家族といわれました。わたしたちは神様を信じ、御心に生きていくことによって神様の家族として祝福してくださるのです。
ある青年がいました。10歳のときにお母さんを天国におくり、悲しくて、淋しくてしかたありませんでした。「神様どうして?僕には家族がいない」と、祈りの中で何回も神様に聞きましたが答えがありませんでした。あるとき自分の姿を鏡に写してみました。そのとき、写真で見た母の面影を自分の中にみつけることができました。彼は「母は私の中に生きている。母の命はここで生きている」と思ったそうです。彼は「母から2つの命をいただいた。1つはこの世に誕生したときの命、そしてもう1つは母が天国に召されたとき。母はこの世で与えられた命を私の中に残してくれたのだ」と。
私たちは先に天に召された方々の命の証を引き継いでいます。それは素晴らしい想い出であったり、言葉であったりします。すべて、その人の命です。神様の御心によって与えられたものです。その命をいっぱいいただいている私たちは、やっぱり感謝をもって、いまこの時を過ごしたいと思います。