クリスマスおめでとうございます。今年のクリスマス礼拝は山口県・宇部で奉仕をしています。この地方は牧師になっての初任地といえる所です。1年間の東京教会での任務を終え、山口県徳山に赴任したのは26歳の頃でした。身重の妻と共にはるか山口までの旅。まさにクリスマスの出来事のようでした。
山口での思い出は数えきれないくらいあります。そのなかでクリスマスといえば「牧師家族会」でした。各個教会の礼拝を終え、年末までの間に地区牧師家族全員あつまり2泊3日の旅行です。子どもたちは毎年この家族会が楽しみでした。食べて、遊んで、一緒に寝て。全体がキリストの家族なんだと確認できる会だったのです。そのような会が無くなってしまったのはさみしい限りです。
25日のクリスマス礼拝を終えて、新年までの1週間の表現のしようがない時間が大好きです。現場で働いているときはこの時間が1年で唯一の「余白」のようなものでした。クリスマスの余韻にひたりながら、新しい年への夢を思う。とくに何をするでもなく、ただゆっくりと流れる時間。あまりにものんびりなので疲れがでて風邪をひいたときもありました。それでもこの余白の時間が新しいエネルギーとなっていくのです。
今年はクリスマス主日としては早めです。今週1週間は準備に大変なことでしょう。牧師の余白時間が来るまではあと1週間あります。その余白の時間が生きるために、この1週間があります。1年の総決算としてのクリスマスイブ礼拝と位置付けて、100名礼拝を目指した26歳の自分を思い出します。よくやったな~。神様は祝福をたくさんくださったな~。あの頃の燃える思いがよみがえる宇部教会での礼拝奉仕でした。