石巻に十三浜というところがあります。そこの漁師さんたちは、昆布、ひじきなどの漁をして暮らしておられました。今回の津波ですべてが破壊され、漁ができなくなってしまいました。海面も5メートル沈下しているみたいです。
その漁師さんたちは、いま自力で立ち直るきっかけをつくろうとしておられます。3月11日にとったひじきがわずかに高台に保管されていました。それを売ってまずは収入を得ようとかんがえられたのです。ところが販売ルートもすべて破壊されたので、どうしてよいかと思い悩んでおられたのです。ルーテル支援センターの専従スタッフが歩き回っているときにそれを聞きました。そして「ルーテルでなんとかできないか」と相談されたのです。
「それは、ルーテルの全国女性会ネットで呼びかけます」と約束し、すべてを買うことにしました。漁師さんはとても喜んでくださいました。ただ200パックとすくない量なのですが、貴重な品物をいただけることに感謝します。今日はボランティアの一人が根昆布の切り落としをいただいてきました。軟らかくておいしいですよ。
このようなことも被災地の支援です。これからも何かみつけていきますので、皆様の協力をお願いします。ちなみに「十三浜のわかめを食べて支援しようプロジェクト」はすぐに完売してしまいました。感謝。