東京の桜も先週の雨で、かなり散ってしまいました。このハラハラ落ちる桜を見ていると、なんだか寂しくなってきます。なんて思ったのは今年が初めてです。これまで満開の桜を見るよりも、散り始めた桜が好きでした。ハラハラと流れるように散ってゆく桜に、その儚さがとても美しいと思っていたのです。ところが寂しいと感じたということは、年をとったということでしょうね。
春になってどうもはっきりしない気分が続いています。「もやもや」ということでしょうか。気分的に落ち込んでいるのか。春になって気が緩んでしまったのか。朝起きるのも億劫です。睡眠不足ではないようですが。どうも変な気分なのです。家族からは男の更年期じゃないかと言われたり。自分ではどうすることもできない「もやもや」に悩まされています。生活の中で何が変わったのか点検してみました。
すると、運動をしていないことに気がつきました。これまで毎週3回は1時間半の散歩をしていました。それがこの2ヶ月あまり、面倒くさくなってやってないのです。お休みの日はひたすら惰眠。うだうだして気がついたら夕食なんてこともありました。ようするに体のリズムがくるっていたのです。体がうまくいかないことで、体重も増えてきました。これがまた重いという感じを心に与えていたのかもしれません。
ということで、運動を再開しました。とにかく汗を流して歩く。お金もかからないし、街の様子も分かるし。なにより気分爽快です。心と体は支え合っているのではないかと思います。心も体も内のものが外に出る。イエス様はそのことを教えておられます。歩くことによって外の空気を取り入れ、内と外の交換をしていく。それがまた心地よさとなって人間のバランスを保っていく。そんなこと考えていたら、教会も同じかなと思います。外からの風を内にいれることで、もういちど「もやもや」とした教会から、元気な教会へと変えられていきます。