詩編 34:18~19 主は助けを求める人の叫びを聞き、苦難から常に彼らを助け出される。主は打ち砕かれた心に近くいまし、悔いる霊を救ってくださる。
渡波地区は石巻でも被害が多かったところです。水産加工場もあり、多くの住宅が津波によって全壊させられました。私たちと共に働いていた被災者の女性もここに家がありました。あの日、1回目の津波の前に、家に帰り寝たきりのお母さんを車に乗せ避難したそうです。2回目の津波の前に、ありったけの毛布や食べ物を車に乗せて逃げ、その後は家は全壊したと教えてくださいました。何回も家に戻ることは命の危険がありました。しかし、次のことをとっさに判断されたのです。倒れてしまわないで、次のことを考える。この友人に教えられたことは、生きるということへの次の一歩があるということでした。
イエス様は十字架の道行のなかで再び倒れられました。体力も限界に近づいていました。しかし、それでもなお十字架にむかって再び起き上がられたのです。それは神様の御心である十字架の救いを完成させるためでした。イエス様が教えられたことは、倒れてしまうことではなく、神様の御心に従うために、もう一度立ち上がることです。どんなに試練の中にあっても、神様が共にいてくださるから、立ち上がる希望を与えられています。
【第七留 イエス、ふたたぴ倒れる】
司式:とめどなく流れ出す血とともに、人の子イエスの力もつき果て、主は再び倒れられます。主よ、あなたが望まれるのは、私が倒れないことではなく、倒れても起き上がり、あなたに最後まで従うことです。あなたの愛と忍耐にならい、十字架の後に来るべき復活の希望に生きさせてください。
一同:あなたと共に葬られ、あなたと共によみがえらせてください。
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