ヨハネ19:30 イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。
ルーテル教会救援は、おもに石巻河北北上の支援をしてきました。仮設住宅の支援から、在宅被災者の支援、そして地域の保育所、ディケアセンター、小学校へとその支援をひろげていきました。その一つに相川保育園もありました。この保育園は海岸の近くにありました。あの日、地震直後に園長先生はすぐに避難指示をだされたそうです。保育士・職員がまず、一人につき前後に4名の子供を担当し、自分から離れないようにすること。目標は高台にできた子供センター。時間の余裕はない、すぐに移動すること。この指示により、全員が高台に避難するまで15分しかかからなかったといます。何をしなければならないか、目標は何か、いつしなければならないか。それらすべてがはっきりっしたとき、すべてのことは成し遂げられます。しかし、相川小学校では一人の子供が流され天に召されました。あの日障碍を持っていたその子は、情緒が不安定になり家に帰ったそうです。なにか危険を察知していたのでしょう。家に帰ったその時に波がきたそうです。神様のみ心は何だろうと問うことばかりでした。
イエス様は午後3時に十字架上で息を引き取られました。そのときに「父よ、わたしの魂をみ手に委ねます」と叫ばれました。イエス様の息を引き取ってくださるお方は、そこにおられたのです。最後までこの痛み苦しみと共におられた神様は、つねにそこにおられたのです。だからこそイエス様は最後に神様にすべてを委ねられたのです。
【第十二留 イエス、十字架に死す】
司式:十二時から三時頃まで地上は薄暗くなり、三時頃、イエスは、すべてを成し遂げられたことを知り「父よ、わたしの魂をみ手に委ねます」と言って息を引きとられました。
主よ、あなたはどのように苦しむべきか、また最後まで耐え忍ぶ道を教えられます。
一同:主イエスよ、私たちは十字架を仰ぎ、すべてをおまかせします。今から後は、ただ主にあって生き、主にあって死ぬものとしてください。
司式:主よ
一同:あなたと共に葬られ、あなたと共によみがえらせてください。
<音声朝礼拝は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>
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