ヨハネ 2:17 「あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす」と書いてあるのを思い出した。
テレビでは、90年代ヒット曲集、70年代フォーク曲集とかの番組を放送しています。最近はこの種の番組の多さにびっくりします。私も歌は大好きなので、よくその番組を見ています。しかし、「なつかしいな~」という感想だけでなく、その時におこった出来事なども一緒に思い出しています。あの時の感情とか、夢とか。それらを思い出すことで今を生きる自分を振り返るチャンスにもなります。きっとそれが好きだから、何回も同じ番組が流されるのかもしれません。
イエス様は神殿から商人を追い出されました。ヨハネによる福音書に、その激しかった様子が書かれてあります。イエス様が問題とされたのは、神殿とは「神の家」であり、そこを「商売の家」としてはならないということでした。「宮清め」と言われる出来事の凄まじさのゆえに、弟子たちは聖書の御言葉を思い出したとあります。
朝NHKラジオで「今朝の1曲」が流れます。あるとき安藤まり子さんの「毬藻の歌」が流れました。私は初めて聞きました。昭和28年の曲らしいです。何気なく歌詞をきいてみますと「晴れれば浮かぶ 水の上 曇れば沈む 水の底 恋は悲しと 嘆きあう マリモよマリモ 涙のマリモ」とありました。とくに何も感じなかったのですが、ラジオではその後すぐにメールや電話がたくさんあったようで紹介していました。どれも旅の思い出やら、その頃の状況や、なにか懐かしいことを思い出されたようでした。人は何か「思い出すきっかけ」を持っています。それは突然に目の前にあらわれてくるのでしょう。
御言葉を思い出す。イエス様のなさったことで神様の御言葉を思い出す。そのことはとても重要なことです。何かのきっかけで御言葉を思い出すのです。聖書は「『あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす』と書いてあるのを思い出した」とあります。思い出したことが自分を支えていることに気がつく。思い出と共に心のどこかにイエス様の御言葉が蓄積されていることに感謝です。
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