詩篇 18:29 主よ、あなたはわたしの灯を輝かし 神よ、あなたはわたしの闇を照らしてくださる。
街中にあるクリスマスツリーが色あせてきたように思えます。あまりにも季節的にはやく飾られていたので、もう飽きてきちゃったと言うのが本心かもしれません。クリスマスはこれからが本番なのですが、気分はもうお正月なのだなと。やっぱり、クリスマスを教会の行事に取り戻さなきゃと思ってしまいました。
詩篇には同じようなテーマで「あなたの御言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯」という言葉があります。神様の御言葉を持つことによって、それが灯となって人生を導いてくださるというのです。
ある時、朝一番のニュースで「阿蘇に蛍」というものがありました。もうそんな季節なのかと懐かしくなりました。子どもの頃よく見た光景だったからです。私の生まれた立野村も、阿蘇の伏流水のおかげで蛍がまだ生息しているのです。2つめの任地であった島根県の六日市でも、あとひと月もすれば山じゅうがクリスマスツリーになるくらい蛍が生まれます。蛍はリズムを合わせて灯りを輝かせます。これがクリスマスツリーにみえるのです。ところが、その蛍のクリスマスツリーを見るには、まず車のライトを消さねばなりません。そして沈黙。それからじっと15分待つのです。すると目が暗闇になれて蛍の灯りが見えてきます。1つ2つと。そのあとはもう数えきれない蛍の乱舞です。そうなると、蛍の灯だけすべてがみえてきます。すべてが見えると暗闇にいる恐ろしさがなくなるのです。
詩篇の作者は「わたしの灯りを輝かし」と言っています。私たちに与えられた御言葉の灯りは、それだけで十分に輝くのです。しかも「わたしの闇を照らしてくださる」といいます。闇さえも照らす信仰の灯りが与えられているのです。そのような灯りが与えられていることに気がつきたいものです。
<音声朝礼拝は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>